① 朝の会で「かえるのぴょん」

 

「教師が折に触れて好きな詩を紹介する」の実践の中で,児童に紹介した詩の一例を紹介します。

私の好きな詩の一つとして,

児童が陸上競技大会に臨む前に,次の詩を紹介しました。

パワーポイント等を利用すれば,全校朝会等でも使えるネタです。

 

     かえるのぴょん  谷川俊太郎

 

   かえるのぴょん

   とぶのがだいすき

   はじめにかあさんとびこえて

   それからとうさんとびこえる

   ぴょん

 

   かえるのぴょん

   とぶのがだいすき

   つぎにはじどうしゃとびこえて

   しんかんせんもとびこえる

   ぴょん ぴょん

 

   かえるのぴょん

   とぶのがだいすき

   とんでるひこうきとびこえて

   ついでにおひさまとびこえる

   ぴょん ぴょん ぴょん

 

   かえるのぴょん

   とぶのがだいすき

   とうとうきょうをとびこえて

   あしたのほうへきえちゃった

   ぴょん ぴょん ぴょん ぴょん 

 

児童はこの詩を音読することを通して,

リズムの心地よさを楽しむと同時に,

想像を超える「かえる」の姿に驚きを感じていました。

私はこの詩を通して,

人間は最初から自分の限界を定めてしまいがちであるが,

実は無限の可能性を秘めているということを伝え,

陸上競技大会には自信をもって臨んでもらいたいという話をしました。

それ以来,谷川俊太郎の詩に興味をもつ児童が増えたため,

「ことばあそびうた」を紹介し,

国語の授業開始時に全員で音読し,

詩を楽しみながら口の体操(③を参照)

をするといった活動も取り入れました。

 

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